ドイツは28日、北海沿岸のホークズィール(Hooksiel)沖で、同国初の洋上風力発電所を稼働させた。
稼働式にはジグマル・ガブリエル(Sigmar Gabriel)環境相が出席し、500メートル沖にある風力発電所の稼働ボタンを押した。同相は「再生可能エネルギーへの依存を高めるための、重要な第一歩」だと語った。
発電能力は5メガワットで、北海沿岸のビルヘルムスハーフェン(Wilhelmshaven)の電気・ガス貯蔵施設に送電される。優に5000世帯への供給が可能だ。
この発電所は、北海に大規模な風力発電帯を作る計画の試験プラントとして建設された。計画はボルクム(Borkum)島の100キロ沖に80基を建設するもので、建設は来年初めにも着手される。
英国、オランダ、デンマークには既に洋上風力発電所がある。ドイツは、コスト面からこれまで消極的だったが、土地が不足してきたという事情もあり、建設に踏み切った。
・コメント
風力エネルギーは、再生可能エネルギーです。地球環境の保全、エネルギーセキュリティの確保、経済成長の維持を同時に実現可能なエネルギー源として、世界各地で普及が進んでいます。
洋上の風力発電も加速しています。日本も全周を海に囲まれていますので、海上には沢山つくれそうです。
その前に過疎に悩む地方では、土地が余っている状態で、山間部で整った気流があるなら風力発電の余地はあるはずです。観光資源としてのメリットもありますので、町の活性化には一役買いそうです。
風力発電は温室効果ガスの排出が少ないことと、将来にわたって発電用燃料の調達リスクが無いことが最大の長所で非常にクリーンです。短所もあります。参考WIKI
・長所
主に小規模分散型電源としてのメリットと、燃料を必要としないこと、全体的な環境への好影響がある。
* 二酸化炭素などの温室効果ガス排出量の低減効果がある。
* 再生可能エネルギーを用いた発電方法の中では比較的発電コストが低く、事業化が比較的容易である。
* 太陽光発電と異なり、夜間でも発電が可能である。
* エネルギー自給率の向上が見込める。
* 離島など、燃料源の確保や送電コストの高い地域にて独立電源として活用できる。
* 小型のものは需要地に隣接して設置可能であり、送電コストの低減に役立つ場合がある。
* 個々の設備が比較的小規模で、規模によっては個人でも運用可能である。
* 冷却水を必要としない。
* 小規模分散型の電源であるため、事故や災害など有事の際の影響を最小限に抑え、全体の稼働可能率を非常に高くできる。
* 工期が短く、需要総量の変動に対応しやすい。また投資してから運転開始までの利子も少なく済む。
* 運転用燃料を必要としないため、物価変動要因(インフレなど)の事業リスクが少ない。
* 修理や点検が比較的容易であり、必要な時間も短くできる。
・短所
主に出力電力の不安定・不確実性と、周辺の環境への悪影響の問題がある。特に設置場所の選定に注意を要する。
* 風速の変動に伴って、出力の電圧や力率が需要と関係なく変動する。特に個々の風車で見ると変動は激しい(ただし多くの風車がまとまると緩和される)。出力変動を参照。
* 夜間も発電するため、他電源の出力や需要の状況によっては夜間の余剰電力を増大させる。
* 現時点では既存の発電方式よりコストが高めである(ただし温暖化ガス排出量の差を考慮したコストは低いとされる)。
* 風力原動機を設置する場所の風況が事業の採算性に大きく影響する。
* ブレードに鳥が巻き込まれて死傷する場合がある。鳥への影響を参照。
* 周囲に騒音被害を与える場合がある。
* 想定値以上の強度の落雷や強風などにより、破損する場合がある。
実は、風力発電の資源量は大きく、開発可能な量だけで人類の電力需要を充分に賄えるとされています。日本でも軽視できない量が開発可能であると推定されています。
また風力発電は、新エネルギーの中で最も採算性が高く、欧米では早くから積極的な導入が進められています。
総発電量あたりのコストは平成13年の時点で10〜24円/kWhとされ、国内でも条件さえ良ければ実用水準に達する。平成8年の時点で、100kWの小型機ながら9〜12円/kWhを達成した例もあります。これは、石油火力発電を抜き去っています。
参考 発電コスト
また、科学技術政策研究所では、沖ノ鳥島周辺、三陸沖太平洋、北海道北西沖日本海などを有望海域として、日本の全エネルギー需要を賄えるほどの大規模なシステムなどを提唱し、その経済性等の試算を行い、実用化が可能であるとしているといった夢のような話もあります。
参考 新エネルギー財団 風力発電
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石油に変わる代替エネルギーとして、風を利用することに注目したいです。
なお、秋田の小さな会社が、コンパクトで音も静かで、エネルギー効果も高い風車を開発しました。
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