経済産業省、家電メーカー、家電小売り事業者などが連携し、地球温暖化抑制のための国民運動として、白熱電球から省エネタイプの電球型蛍光ランプへの切り替え活動を進めている。二酸化炭素(CO2)の排出量がなかなか下がらず、大きな課題の一つに挙げられるのが家庭部門の取り組み。このため、家電メーカーや経産省などの肝いりで今年5月に立ち上がった組織が「省エネランプ普及促進特別委員会(省エネあかりフォーラム)」だ。2012年までをめどに、家庭などで使用されるすべての白熱電球を省エネ型の電球型蛍光ランプに切り替える活動を進めていく。
白熱電球と外形サイズがほぼ同じで、球の中に蛍光灯が入っているのが電球型蛍光ランプ。白熱電球の4分の1から5分の1程度の消費電力で、同レベルの明るさが得られるのが特徴だ。日本電球工業会などによると、白熱電球の90ワット(100ワット型)と同じ明るさを電球型蛍光ランプで出すには消費電力22〜25ワット(25ワット型)でよい。15ワット型の電球型蛍光ランプでは、54ワット(60ワット型)の白熱電球と同等の明るさが確保できる。加えて、電球型蛍光ランプの寿命は、白熱電球の6〜8倍と長い。
いいこと尽くめだが、課題は価格差。家電量販店などの実勢価格をみると、白熱電球が1個100円以内であるのに対し、電球型蛍光ランプは1000円を超えることが多い。この差が、切り替えを阻む要因だ。
ところが、電気代の安さや製品寿命の安さを合わせると、トータルの費用対効果は使用期間9カ月(1日約6時間使用の場合)を境に電球型蛍光ランプの優位性が増す。省エネあかりフォーラムの事務局を務める省エネルギーセンターが説明する。
「60ワット型白熱電球が168円、15ワット型電球型蛍光ランプが1890円で、電球型蛍光ランプが白熱電球の6倍の寿命があり、白熱電球の寿命は半年と仮定して3年間使用した場合、器具代と電気代を合わせたコストは白熱電球が8136円、電球型蛍光ランプが3474円。実に約4700円、電球型蛍光ランプが得になる」
07年の国内・輸出合わせた全出荷量は白熱電球の約1億3500万個(前年比0.2%減)に対して、電球型蛍光ランプは2900万個(同21.7%増)。
特に国内市場においては、長い目で見て得という情報の普及が、家庭での切り替えが進むカギとなりそうだ。国はイベントなどの機会をとらえてPR活動を展開し、家電量販店などは照明コーナーに“お得度合い”を分かりやすく見せる展示スペースを割いている。
家庭でできる電気の節約は、こまめにスイッチを切る、利用方法を工夫するなどが定番だが、面倒なことが多い。これに対し、白熱電球から電球型蛍光ランプへの切り替えは、使用中ほとんど意識することなく省エネが実現できるのが特徴だ。
地球温暖化問題に対する意識の高まりなどを背景に、切り替えのPR活動を本格展開し始めた今年春から、国内の電球型蛍光ランプの販売量が伸長し、月ベースで前年比約50%増の勢い。これと対照的に、白熱電球は月によって変動があるものの同5〜20%減で、毎月約100万個ずつ減っている。
電球メーカーも長期的な方針を打ち出しており、大手メーカーの東芝ライテックは2010年中をめどに一般白熱電球の製造の原則中止を決定した。同じく大手のパナソニックライティング社は、12年に一般電球販売量の70%を電球型蛍光ランプに切り替える方針だ。
段階的に明るさを変える調光機能型などの特殊用途向けを除き、エジソンの発明以来100年以上の歴史をもつ白熱電球は今後、確実に市場から姿を消す見通しだ。
代わって勢いを増しつつあるのが、電球型蛍光ランプであり、環境性能でさらに上をいくLED(発光ダイオード)ランプだ。「あかりの世界」でも環境をキーワードに主役交代の動きが加速している。
抜粋 フジサンケイビジネスアイ
・コメント
LEDをご存知でしょうか。寿命は白熱電球に比べてかなり長く、素子そのものはほとんど永久に使えます。ただし指向性や明るさ、コスト面で問題がありましたが最近になってこの課題が次々に解消されています。
特筆すべきは、従来の電球に比べ、エネルギー消費量が大幅に少ない(=電気代が安い)ことです。CO2削減に向け従来の照明から置き換わる可能性が出てきています。
公共機関での導入が進んでいます。従来方式の道路灯に比べると、約30%の省エネとCO2の排出削減が見込め、加えて長寿命の特性を生かし、メンテナンスコストも軽減できるそうです。
LED照明推進協議会の試算によりますと、日本国内にある従来の電球式信号機をすべてLED化すると、CO2排出量を年間約32・7万トン抑制できるそうです。地球温暖化対策にLED照明が有効に作用するのは間違いなく、さらにコスト低減が進めば普及に弾みがつくことになりそうです。私の家でもできるところはLEDに変えていこうと思います。参考 LED
・バックライトへのLED採用加速 ノートPC“エコ革命”着々 フジサンケイビジネスアイ
ノートパソコン(PC)のバックライトに、省電力で点灯するのが売り物の、LED(発光ダイオード)を採用する動きが加速している。PCを薄くできることもあって、大手の米デルが全機種を2010年までにLEDタイプへ切り替えることを決めたほか、パネルメーカーも続々と製造を切り替え始めた。これまで白物家電と比べて省エネ性が前面に出ることのなかったパソコン業界でも、静かに“エコ革命”が進んでいる。
LEDは車内照明や店舗のスポット照明などでの導入が進んできており、照明メーカーでも白熱灯や電球型蛍光灯に代わるものとして、普及に向けた開発や取り組みが進んでいる。
デルは、LEDタイプに全量切り替えることにより、10年〜11年の2年間だけで約2億2000万キロワット時の消費電力を削減できると見込む。
国内パソコンメーカーでは05年以降搭載が始まり、ソニーが半数のモデルをLEDタイプへと切り替えたのを筆頭に、NECや東芝、富士通など大手各社も着々と計画を進めている。
これまでバックライトには「冷陰極蛍光管(CCFL)」と呼ばれる蛍光ランプが使われてきた。液晶パネルメーカーの東芝松下ディスプレイテクノロジー(TMD)によると「LEDを搭載したパネルは、ディスプレーの厚さを半減でき、消費電力を約3分の1まで抑えられる。CCFLと違い、水銀を使わないのも利点」(PC応用技術部の杉本克己部長)という。
同社は05年9月からLEDタイプの供給をスタート。現在は年間約500万枚のうち約8割を占め、国内外の大手PCメーカー8社にパネルを供給する。
海外のパネル大手もLEDタイプへの切り替えを加速し始めた。台湾の友達光電は、ノートPC向けパネルに占めるLEDタイプの割合が2割にも達していないが、「11年までに全量切り替える」(彭双浪専務)計画。台湾の奇美電子は昨年、韓国のサムスン電子も今年からLEDタイプの製造を本格的に行っている。
普及に向けた最大の課題はコストに尽きる。
TMDによると、光源としてのLEDの価格はCCFLの約10倍。パネルになった段階でも1割程度高いという。すべてをLEDタイプに置き換える方針を掲げる国内メーカーはないが、PC大手の関係者は「価格差がなくなればすべてがLEDタイプになっていくだろう」とみる。
寿命や画質で比較すると、現状ではCCFLの方に軍配が上がるとされているが、LEDの輝度などの性能向上や、量産によるコストダウン効果がこれから進んでいくことは確実。TMDの杉本部長は「世界的にも、2010年までにノートPC向けパネルの9割以上がLEDタイプに代わるだろう」と予測している。
・シャープもLED照明参入 明るさ蛍光灯並み寿命4倍 フジサンケイビジネスアイ
シャープは4日、白熱電球に比べて省エネ効果の高いLED(発光ダイオード)照明に新規参入すると発表した。第1弾として、業務用11機種を9月1日に発売する。LED照明は将来の照明器具の本命と期待され、松下電工、東芝ライテックなど照明大手がすでに参入している。将来は家庭用の商品化も検討する。
オフィスや工場での使用に適したストレート型の機種は、40ワットの蛍光灯2本分と同等の明るさで、消費電力を約25%削減し、寿命は4倍の4万時間を実現した。
ホテルのロビーや百貨店など商業施設向けのダウンライトは、100ワット、150ワットの白熱灯とそれぞれ同等の明るさの機種を用意。消費電力を約5分の1まで低減でき、寿命は白熱灯の40倍、電球型蛍光灯の4倍の4万時間。
希望小売価格はストレート型が9万4500円、ダウンライトが4万4100〜5万8800円。全機種合わせて月産1万3000台を目標とする。
同社によると、照明器具の国内市場は現在の8600億円から2012年には1兆円になり、このうちLED照明は100億円から3000億円まで急速に拡大する見込み。
・松下、白熱灯の販売4割減へ 省エネ型へシフト 産経新聞
松下電器産業は9日、平成24年までに19年比で白熱灯の販売を4割減らす方針を発表した。消費電力が少ない電球型蛍光灯の販売数量を約2倍に引き上げる。実現すれば、年間90万トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減が期待できるという。東芝ライテックも白熱灯の製造中止をすでに決めており、照明器具の2大メーカーが相次いで省エネルギー型製品の生産に本格シフトすることになった。
松下電器の一般電球の販売個数は、19年実績で白熱灯8100万個、電球型蛍光灯1500万個だった。計画ではこれを24年に白熱灯を4800万個に減らし、電球型蛍光灯はほぼ倍増の2900万個にする。
電球を取り付ける照明器具は現在、白熱灯対応が47%、電球型蛍光灯対応が53%の構成比。これを24年に電球型蛍光灯対応が90%を占めるように切り替えを進めていく。
白熱灯をめぐっては、4月に甘利明経済産業相が「平成24年までに家庭用照明の白熱灯を、省エネタイプの電球型蛍光灯に総入れ替えしたい」と原則全廃するようメーカーに要請していた。
松下電器が同日発表した電球型蛍光灯「パルックボールプレミアQ」=写真(金谷かおり撮影)=は点灯時の立ち上がりが遅い電球型蛍光灯の弱点を改善。洗面所など、頻繁につけたり消したりする場所での利用を見込んでいる。7月1日発売で市場想定価格は1500円前後。
・「お得」な省エネ、始めよう 家計にも優しい電球型蛍光ランプ 産経新聞
今月、開催された北海道洞爺湖サミットでは、地球温暖化防止への早急な取り組みの必要性が確認された。具体的な行動は、家庭の中でも求められている。そうした中、自宅で手軽に取り組めるのが電球の交換だ。従来の白熱電球から電球型蛍光ランプへの切り替えは、二酸化炭素(CO2)の削減につながり、かつ家計にもプラスになると、関心が高まっている。
「電球型蛍光ランプは5、6年前からポピュラーになりましたが、意外にその省エネ効果は知られていません。イベントなどでワットアワーメーターを使ったデモンストレーションをすると皆さん驚かれます」
こう話すのは、NPO法人「地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)」(大阪市中央区)事務局の福村由起さん。
ワットアワーメーターでは消費電力と電気代、CO2の排出量が表示される。同じ60ワットの明るさの白熱電球と電球型蛍光ランプをメーターにセットしてスイッチを入れると、白熱電球48・2ワットに対し、電球型蛍光ランプは12・7ワットを表示。電球型蛍光ランプの消費電力が白熱電球の4分の1程度であることが分かる。CO2排出量もほぼ4分の1だ。
寿命は、電球型蛍光ランプが約6000時間(1日5、6時間点灯して約3年)で、白熱電球の約1000時間(同)と比べ6倍長持ちする。1灯当たりの価格は、電球型蛍光ランプが1000円前後と、白熱電球の10倍程度するものの、日本電球工業会の試算によると、3年間のランニングコストは、電球型蛍光ランプを使うと1灯当たり4662円の得になる。
「電球型蛍光ランプは高価というイメージが先行していますが、実勢価格は下がっており、約9カ月でコストは逆転します」と同工業会総務部の須藤繁さん。
すぐに電気を消すトイレなどには不向きで、調光機能のある照明器具には専用の蛍光ランプが必要といった制約はあるものの、門灯やリビングなど長時間使用する場所では電気代は確実に安くなる。
また、点灯直後の明るさが白熱電球に比べ暗く、明るさの瞬時性が求められる洗面所や廊下には不向きとされてきたが、最近はこうした欠点を改善し、寿命を約1万3000時間に伸ばしたハイブリット点灯方式の“すぐ明るくなる”商品が開発されるなど性能は日々、進化している。
「経済活動を抑えずCO2をほとんど排出しないためには、省エネと自然エネルギーへの転換による新しい産業構造を作っていくしかありません。市民に我慢を強いる省エネは進みません。モラルに訴えるだけでなく、省エネ政策には『お得』という視点が必要です」と福村さん。
資源エネルギー庁の「平成16年度電力需給量の概要」によると、日本の家庭での家電別消費電力量は、1位がエアコンで25・2%、照明器具は16・1%で、冷蔵庫と同率の2位となっている。
照明のつけっぱなしをやめ、白熱電球から電球型蛍光ランプに転換するだけで得られる省エネ効果は意外に大きい。電球が切れたら、電球型蛍光ランプに換えてみてはいかがだろう。


キレイで省エネできるからイイネ♪d('∀'o)
省エネ省エネecoeco
(@⌒ο⌒@)b ウフッ
σ( ̄。 ̄) オイラはエコバックが話せません(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
3ページ おうえ〜ん♪
☆~~ヾ^-^) マタネッ♪
私は、観葉植物の冬場の発育促進のため、LEDスタンドを買ったばかりで、その記事を今掲載しています。
エコを今
実感しています。
エコは身近なところからですね♪