抜粋 マイコミジャーナル
JR東日本と西日本が、クリーンエネルギーによる自家発電に力を入れている。JR東日本は10日から来年2月まで、人の歩く力を利用した「発電床」の実証実験を、東京駅(東京都千代田区)八重洲北口改札で行う。発電能力や耐久性などを検証し、10年以内の実用化を目指す。一方、JR西日本は風力発電機を湖西線近江舞子駅(滋賀県大津市)に導入し、試行的に発電を行っている。効果が高いことが分かれば、強風が吹くことが多い同路線の全21駅への導入を検討する方針だ。
JR東日本の発電床は、人の歩行によって床に加わる力(振動エネルギー)を圧電素子で電圧に変換し、発電する仕組み。混雑する駅の特徴を最大限に生かせる発電システムとして2004年から開発を開始。実証実験は今回で3回目になる。
実験は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などと共同で実施。改札1人通過当たりの発電量を前回の10倍の1秒間に10ワット発電できるようにするなど、発電性能を従来よりも高めたほか、歩行面の材料をゴム製からタイル製に変更して歩きやすくした。発電床を設置するのは約25平方メートルで、1日の発電量はLED(発光ダイオード)照明(40ワット)を約17時間点灯できる量に相当し、今回の実験では発電した電力を電光掲示板の発電量の表示に利用する。
実用化への課題は発電量と耐久性、コストだ。発電量は今回の2〜3倍の毎秒20〜30ワットに高める必要があり、5〜10年継続して利用できる耐久性も求められる。昨年度の実験では、2〜3週間後に発電能力が3分の2まで落ちた。JR東日本研究開発センターフロンティアサービス研究所の浦野純一副所長は「今回は(落ち込みを)10%程度までに抑えたい」という。
JR西日本は、約500万円を投じて風力発電機1基を近江舞子駅のホーム北端に設置。最大で約1キロワットの発電が可能で、駅のホーム照明や駅事務所内の電力の補完として利用する。
湖西線は、山科駅(京都市山科区)から近江塩津駅(滋賀県西浅井町)を結ぶ路線で、全線にわたって強風エリア。風速25メートル以上で徐行運転、30メートル以上で運転を見合わせることになっているが、昨年度は徐行が42日、運転見合わせが17日発生したという。強風は運行の妨げになるため、鉄道各社が防風柵の設置などにより少しでも輸送障害を取り除こうと進めているが、この強風を逆手に活用しようという取り組みは珍しい。
鉄道駅では太陽光発電の導入例が増えている。消費電力の一部をクリーンな自家発で賄うことで少しでも二酸化炭素(CO2)排出削減につなげる狙いだ。コストや効率などの難題が立ちはだかるが、技術的には着実な進歩をみせているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000013-fsi-bus_all
・コメント
この発電床、通行人がこの床を踏んだときに起こる振動を電気に変換するというもので、体重60kgの人が2回足踏みをすることで約0.5Wの電力が発電されるそうです。
この発電床は電気を音に変換するスピーカーに着想を得て、「電気が音になるなら、逆も可能なはず」と考え、振動力発電思いついたそうです。なかなかこういった考えは思いつかないですよね。すばらしいと思います。フィットネスクラブでおいてあるエアロバイクとかも発電に使えそうですが・・・。いろいろアイデアが出てきそうです。
発電量はリアルタイムで電光パネルに表示されるのでどれだけ発電されるか一目で分かります。今回は試験的な設置と言うことですが、将来的には渋谷ハチ公前広場などの人通りの多い地面すべてを発電床にするという構想もあるそうです。実現すれば40Wの蛍光灯400本を24時間点灯させる電力を得られる計算です。
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