いままで途上国は、高い輸送コストをかけても自国で売るよりも儲かるから、先進国へ食料をもっていきます。先進国は自国で作るよりも途上国で作るほうが価格を抑えられるから、お互いのニーズが合致していました。
この行為自体は資本主義として当然なのですが、この輸送コストが原油価格高騰により、価格転嫁されて途上国生産の優位性が失われてきています。さらに食料エネルギーとしてバイオエタノール分が失われていきますので、食料自体が減っていきます。
そうなると、食料の価格自体が高騰し始めるのは目に見えています。いままで、先進国で売ることを前提として、途上国は生産調整をしていたのですが、これを自国で売るとなるとかなり価格を抑えなければ売れません。これではコスト回収できないのです。バイオエタノールの方が高く売れるならそちらに、作付面積を割くでしょう。
途上国分が失われたわけですから食料不足に陥ることは必至です。先進国の食料生産も国内生産に移していかなければなりません。特に日本のような食料自給率が低いところは大打撃です。
食料価格はこれからも上がり続けますが、これは地産地消をすすめるいいきっかけになるかもしれません。消費者は文句を言うばかりでなく自分でどう動くか考えなければならない時代が来ています。
消費者としてサービス、価格に対して厳しいのはいいのですが、都市化がすすみ、生産者、流通者の立場を見失っていたのが今回の問題の引き金になっています。
お互いが発展できる持続的な関係を保つことが、お互いにとって最も幸せであるということを忘れてはならないと思います。自分で一度、作物を育ててみてはいかがでしょうか。
どれほどの苦労があり、その苦労が食料品の価格に見合っているのかを体で体感すれば、いまのスーパーで値札についている価格がどのようにつけられているかを知ることが出来ると思います。
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