現在、バイオ燃料の材料は、トウモロコシ、サトウキビ、食用油、木材、糞尿、おがくずやトウモロコシの茎といった有機廃棄物など多岐にわたっています。そして、それらからアルコール燃料を作り、メタンガスの生産と平行して生産されています。
今回、エタノール原料として上がったソルガムを少し調べてみました。
1 起源
ソルガムはアフリカ西部、エチオピアの内陸部付近を原産地とする熱帯作物です。紀元前3000年頃にはエチオピアなどで既に栽培されていました。日本には、室町時代に中国から伝来。中国の高粱(こうりゃん)はソルガムのこと。
2 特徴
種子繁殖作物で,自殖性であるが,4%程度の自然交雑がある。関東以西の温暖地に適する。深根性でトウモロコシよりも耐干性が強く、酸性土を嫌う。コムギ、イネ、トウモロコシ、オオムギに次いで第5位の生産高を有し、五大穀物の一つに数えられています。
3 用途
食用としてはもちろん、飼料用、シロップ用、燃料用、アルコール原料用、緑肥用として栽培されています。また、近年、バイオマス燃料用の作物としても注目されつつあります。
4 生産地
世界のソルガムの子実生産量6000万トンのうち約25%がアメリカで生産され,そのほかインド,中国,メキシコ,ナイジェリア等で生産量が多い。現在では、北海道、青森県を除く日本各地で栽培されています。
現在、日本はコメの価格を維持するために、減反農法という非常に効率の悪い方法で農地を使用しています。価格維持の為だけに廃棄している農作物も沢山あります。
今の世の中、お金があれば何でも買えると勘違いしている人が多いと思います。輸入先が国内優先で連鎖的に各国、輸出規制をかけた場合、間違いなく、すぐさま食糧危機が訪れます。日本に備えは出来ているでしょうか。
今回のソルガムがいい例ですが、食料であれエネルギーであれ生産拠点の農地は最大限に活用するべきです。価格を維持したいなら、余った分をエタノールに変換することが出来るような次代になってきているのですから、作りすぎはありえません。
維持したい価格分だけ、出荷して後はエネルギーとして自宅で消費、または余った分を、エネルギー会社に販売するなどのことも出来るはずです。
目指すべきは、無駄の無い農業経営です。現在保有する農地をいかにして、効率よく使用するかにかかっています。水資源が豊富で、農業技術が高い日本ならなおさら、技術を駆使して、農地をフル回転できるはずです。
その他にも、おから等の食料の残飯を原料にしたバイオエタノール精製への取り組みも行われており、食料のリサイクルとして、バイオ燃料の製造が期待されています。
食料とエネルギーは同義です。相互に必要な分だけスイッチできるような、システムが出来上がれば無駄の無い配分が出来そうです。
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